(ノーマ)+Quay(キー)+台湾…最高の組み合わせ!

    台北は他のアジアの巨大都市に比べるとオアシスであると良く表現される。ニューヨークのPer Se(パー・セ)とシドニーのQuay(キー)とコペンハーゲンのNoma(ノーマ)のシェフが一同に台湾にホームを移すとなると何が起こるだろうか?誕生したのは台北のカジュアル高級ダイニングシーンの先駆的レストランであり、台北という街同様の気取らない店である。

    Mume(ムメ)の料理は台湾料理ではなく、西洋料理でもない。Mumeのシェフ達は、彼らが古典的西洋料理から学んだ事を台湾産の高品質な食材に応用することで、台湾の味にひねりを加えているのだ。例えばレモンバーベナ、ディル、紅芯大根、ビンロウの花で香りづけした帆立、トーストの上にあさりマヨネーズと卵黄のコンフィとともに盛りつけられた和牛タルタル、若竹とクレーム・フレーシュとカリカリのトーストを添えた赤エビなどである。それぞれの料理がクリエイティブで食通のインスタグラムでも際立つ盛り付けだが、調理師の学位がなくても自分が何を食べているかがはっきりわかる程素材の味も生きている。

    感動もの料理は勿論だが、ここであなたのデートの相手をあっと言わせられる、トリビアをひとつ。あまり知られていないが、“Mume”は梅のギリシャ名(ラテン語)である。梅は偶然にも台湾の国花であり、その漢字はオーナーの母親の名前に使われている。